こんにちは。
Melocoton Kennel(メロコトン・ケネル)のブログにお越しくださり、ありがとうございます。
私たちは、ラブラドール・レトリバー専門の小さな犬舎です。
「ただ子犬を産ませる」のではなく、
“いのち”と“家族”としての犬たちを、大切に育てたい。
そんな想いを胸に、日々一頭一頭と向き合いながら、
健やかで、愛情深く、ラブラドールらしい犬たちを送り出すことを目指しています。
Melocoton Kennelの成り立ち
Melocoton(メロコトン)」――それは、スペイン語で“桃”という意味の言葉。
桃は、世界中で「長寿の象徴」とされています。
健康で、長く幸せに生きてくれるラブラドールを育てたい。
そんな願いと、もうひとつ。
私が心から尊敬しているブリーダーさん――シエラの生まれ故郷、岡山県。
岡山といえば「桃の産地」ですよね。
その方から大切な命を託していただいた感謝とリスペクトを込めて、犬舎名を「Melocoton」と名づけました。
はじまりは「大切の子を繋ぎたい」という気持ちから
子どものころからずっと、犬と一緒に暮らしてきました。
小型犬も、大型犬も。
中でもレトリバー種の豊かな表情や、人に寄り添ってくれるやさしさには、特別な魅力を感じてきました。
でも――
私が飼っていたゴールデンレトリバー2頭は、どちらも若くして癌で旅立ちました。
その経験から、「健康で、長く一緒に過ごせるレトリバーと出会いたい」と思うようになったのです。
そうして辿り着いたのが、ラブラドールレトリバーでした
シエラとの出会い
たくさんのラブラドールを見て、自分が理想とする犬に一番近いと思った犬舎にコンタクトをとりました。
「ショーチャレンジをしながら繁殖したい」という想いをお伝えし、長い時間をかけて待った末に出会えたのが――シエラです。
シエラの母犬・エマちゃんは、2017年の本部展でリザーブクイーンに輝いた素晴らしい犬。
そんな名血を受け継ぎながらも、シエラ自身はとても優しく、賢く、人への深い愛情をもった子でした。
この子なら、命をつなぎ、想いを次の世代に伝えていける。
そう確信し、Melocoton Kennelは歩み始めました。
家庭の中で育てるということ
Melocoton Kennelでは、犬たちはすべて家庭の中で暮らしています。
リビングで一緒に過ごし、散歩に行き、遊び、眠る。
まるで子どものように、日々の生活の中で寄り添いながら、自然な社会性と人への信頼関係を育んでいます。
子犬たちも、生まれた日から母犬と、そして人の手で丁寧に育てられます。
人の生活音や、母犬以外の犬・猫たちに囲まれて過ごすことで、
新しいご家庭に迎えられた後も、スムーズに環境へ慣れることができます。
繁殖の方針について
「犬舎」と聞くと、
なかには「パピーミル(子犬工場)」のような場所を想像される方もいらっしゃるかもしれません。
ですが私たちは、健康と親犬の心のゆとりを最優先に考え、
1〜2年に1度程度の、ごく少数で丁寧な繁殖しか行っていません。
「たくさん産ませる」ことが目的ではありません。
目指しているのは、
健やかで、人と心から信頼し合える、理想とするラブラドールを次の世代へ丁寧につないでいくこと。
それが、私たちMelocoton Kennelの繁殖における一番の信念です。
ドッグショーへの参加と犬質の向上

私たちのラブラドールたちは、JKC(ジャパンケネルクラブ)のドッグショーに出陳しています。
ドッグショーでは、ただの「見た目」だけではなく、
その犬種本来のスタンダードにどれだけ近いか――
骨格構成、動き、気質、そして全体のバランスが総合的に評価されます。
このような場に出ることは、
「自分たちが目指すラブラドールの姿」を、常に見つめ直すきっかけになります。
そして、犬質の向上だけでなく、次の世代へ本来の魅力をしっかりと引き継いでいくための学びでもあると感じています。
もちろん、ショーでの成績や評価も励みになりますが、
私たちが何よりも大切にしているのは――
「心と身体の健やかさを育てること」。
ショーに出すためではなく、
より健全で、ラブラドールらしい魅力をもった犬を育てることが目的なのです。
子犬の譲渡について

Melocoton Kennelでは、子犬のオーナー様の募集を、
このブログやInstagramを通じてご案内しています。
お問い合わせをいただく際には、
ご家庭の飼育環境やライフスタイルについても教えていただけると嬉しいです。
それは、ただ「子犬を渡す」ためではなく――
その子にとって本当にぴったりな“家族”と出会わせてあげたいから。
譲渡は、家族とのご縁をつなぐ第一歩
私たちにとって、子犬をお譲りするというのは、
「新しい家族を見つけてあげる」ということ。
一時的なお付き合いではなく、
これから10年、15年と続いていく、ご縁の始まりだと考えています。
だからこそ、譲渡後も気軽に相談できる関係を、何よりも大切にしています。
生活の中で困ったこと、嬉しかったこと、どんなことでも――
一緒に話しながら、その子の成長を見守っていけたら嬉しいです。
「我が家は、“実家”です」
お譲りした子犬にとって、当ケネルは「実家」になります。
成長した姿を見せに、ぜひ“里帰り”してください。
いつでも、あたたかくお迎えします。
最後に

ラブラドール・レトリバーという犬種は、
とても奥深くて、そして無限の魅力にあふれた存在です。
このブログでは、犬舎での日々や子犬たちの成長、
ラブラドールとの暮らしの中で感じたこと、
そしてこの犬種が持つ本当の素晴らしさを、少しずつお伝えしていきたいと思っています。
「愛犬を家族として迎えたい」
「信頼できるブリーダーから子犬を迎えたい」
――そう思ってくださる方がいらっしゃいましたら、
どうぞお気軽にお問い合わせください。
Melocoton Kennelで育ったラブラドールたちが、
皆さまの暮らしに、あたたかな幸せを届けてくれますように。